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TOEICスコアを10分で100点アップさせる攻略法

TOEICのリスニングセクションのイメージ

 オンライン英会話ガイドでは、TOEIC対策として「TOEIC攻略法」とも言えるような、「小手先のテクニックを使ったTOEICの得点アップを推奨したくは無い」のですが、「資格取得のために、これから直ぐにTOEICテストに臨まなければいけない」と言う方や「今まで一生懸命TOEICの勉強をしてきたけど、モチベーション維持のために今回のテストでは何とか結果欲しい」と言う方々がいらっしゃる事を知りました。

 正直、この記事を公開するかどうか深く迷ったのですが、受験前や就職活動前のストレスと言うのは、それを体験した人で無ければ分からない重大なプレッシャーが有る事は否定できません。

 そこで、できれば「本当に困っている方だけに読んで頂きたい」と前置きをさせて頂いた上で、ここでは「TOEICスコアを10分で100点アップさせる方法」について紹介してみたいと思います。

TOEICの回答にはパターンが存在している

 まず、TOEICスコアを10分で100点に辺り、10分で100点アップするのですから、これは「英語力アップ」では無く「TOEICの得点アップ法」だとお考えください。

 もう少し詳細を説明すると「TOEICスコアを10分で100点アップさせる方法」と言うのは、TOEICの傾向やパターンを知る事により、自分の考えをスムーズにさせ、「より正しい回答を選択する可能性を増やす」または「時間を掛ければ分かる問題に対しての回答時間を増やす」事を目的とします。

 要するに、進学塾や予備校などで教える、「受験のためのテクニック」ようなものになります。

リスニングセクションにおけるTOEIC攻略

 それでは実際に「TOEICスコアを10分で100点アップさせる方法」について紹介していきたいと思いますが、まずは下記の「TOEICリスニングセクションにおける問題と回答」を見てください。

(問) Why did the man telephone the woman?

  • (A)To check on his order
  • (B)To arrange a delivery time
  • (C)To cancel his order
  • (D)To change his order

 上は、あるTOEIC試験の「リスニングセクションPart3」より取得した「問と回答」ですが、もちろんリスニングセクションですので、回答を探す手掛かりとなる音声が無ければ“答え”を見つける事はできません。

 しかし、回答を見て頂けると「order(注文)」と言う単語が3つも回答内に含まれている事が分かると思います。

 この事が意味しているのは、「order」と言う単語が、この設問においてのキーワードであり、こう言った回答例が用意されているケースでは高い確率で、回答は「order」を含む「(A)(C)(D)」のいずれかとなります。

 また、「(B)(D)」の回答を比較して頂けると、一見すると回答が全く違うように思われるかも知れませんが、この2つの回答で使われている動詞は「arrange(時間を決める)」と「change(変更する)」と言う意味となっており、他の「check(確認)」「cancel(キャンセル)」と比較して意味が似ています。

 こう言ったケースでは、「(B)(D)」のように似通ったキーワードに対して慎重に回答する事がTOEICのコツと言えます。

 そして、もしも「(B)(D)」の回答で悩んでしまい、どちらが回答なのか見当が付かないのであれば、自ずと回答は先に紹介している「(A)(C)(D)」のどれかの可能性が高いとの見解から、(D)を選択する事になります。

 ちなみに、このリスニングテストの答えは(A)となっていました。

リスニングセクションにおけるTOEIC攻略2

 次に、リスニングセクションにおける攻略2についですが、次のような回答パターンをご覧ください。

(問) What is the man waiting to receive?

  • (A)A computer desk
  • (B)A catalog
  • (C)Some recording equipment
  • (D)Some music

 上の回答を見るだけで直ぐに「(A)(B)」がペアで「(C)(D)」がペアになっている事が分かると思いますが、それは「A(1つの)」か「Some(いくつかの)」と言う違いになります。

 問いは、「What is the man waiting to receive?(その男は何を受け取る事を待っているのですか?)」と言うのですから、受け取る予定の物が「1つか?」もしくは「複数か?」が分かるだけで、答えは「2分の1」、つまりは「50%」の確率で正解を導き出す事が可能になります。

 さらに、回答に目をやると、「(A)computer desk(コンピュータデスク)」、「(B)catalog(カタログ)」、「(C)recording equipment(録音機材)」、「(D)music(音楽)」となっているため、リスニング内容は高い確率で問題の「その男」と言うのは「コンピュータで音楽を作っている人」もしくは「コンピュータで音楽を楽しむ人」の話だと、音声を聞く前に推測ができてしまいます。

 この時点で(B)の「catalog(カタログ)」と言う回答だけが異質に思える方が多いと思うのですが、実際の回答がどうだったのかと言うと、やはり、この問いに対する実際の回答は(B)になっていました。

 ただし、この問題には「引っかけ」が仕込んで有り、男が待っている物を「A computer desk of catalog」と、リスニングテスト内で紹介している点です。

 人間は「どうしても先に読み上げれられるキーワードに対しての印象が深く残ってしまう」と言う心理条件を上手く利用しているのですが、もしも、こう言った問題で回答が分からない場合には、聞こえたキーワードの2番目が答となっている事が多く有ります。

 ちなみに、このTOEICテストは簡単だったのか、(C)および(D)のキーワード「(C)recording equipment」、「(D)music」についてはリスニング試験に一切登場していません。

リスニングセクションにおけるTOEIC攻略3

 最後に、リスニングセクション最後の攻略法として、先ほどのように「放送が始まる前に問題と回答を読んでおく」と言うのが大きなポイントとなります。

 これは、リスニング試験の攻略法として様々な試験でも応用が可能な方法なのですが、特にTOEICの場合、問題と問題の合間に回答記入時間が比較的長めに取られているため、その時間を如何に有益に使う事がポイントになります。

 そこで、以下のセクションPart4の問題で攻略方法をイメージしてみましょう。

(問1) Where is this announcement being made?

  • (A)At a train station
  • (B)At a travel agent's office
  • (C)At an airport
  • (D)At a coffee shop

(問2) What is the weather like in Hong Kong?

  • (A)It is foggy.
  • (B)It is clear.
  • (C)It is snowing lightly.
  • (D)It is stormy.

(問3) What time of day is this announcement being made?

  • (A)Morning
  • (B)Afternoon
  • (C)Evening
  • (D)Late night

 セクションPart4では、1つの放送に対して3つほどの問題が用意されているのですが、上はその例を抜き出したものです。

 まずは、前問題の回答時間内に、全問題と簡単に回答に目を通すようにするのですが、上のような「問と回答」が用意されている場合、「Where is this announcement being made?」「What is the weather like in Hong Kong?」「What time of day is this announcement being made?」と言う問題に8割、回答「(A)(B)(C)(D)」には残りの2割の時間、または問題を読み終わって残った時間を使用するようにします。

 そして、上の問題の場合、(問)の部分だけでも次のようなキーワードを集める事が可能になります。

  • (問1) “どこで(場所)”アナウンスが行われているのか?
  • (問2) 香港は“どのような天候(何)”なのか?
  • (問3) “どのような時間帯(いつ)”にアナウンスが行われたか?

 上はキーワードとなりそうな部分を「“”」と表示してみましたが、問題を読むだけでもう何に注目して放送を聞けば良いのか分かってしまいましたよね?

 そうですね。上の問をまとめると「いつ、何処で、香港の天候についてのアナウンスは行われ、どんな天候なのか?」と言う事が放送で聞き取れれば良いのです。

 1つ1つをバラバラに考え放送に臨んでしまうと、どうしても聞きそびれてしまう事があるので、問題を予め頭の中で整理してからリスニングに臨む事で、スッキリと聞き取り易くなります。

TOEICリスニングセクションでは

 正直な話、TOEICのリスニングセクションは、“得点の稼ぎ所”とも言える他の英語能力判定テストと比較しても簡単な部分と言えます。

 リスニングセクションで高得点を取得できれば、リーディングセクションで“少しがんばるだけ”でも500点や600点クラスの得点は比較的簡単に取得できるので、時間が無い方はリスニングセクションの攻略法だけでも「実践するトレーニング」を積んでみてください。

TOEICスコアをリーディングセクションでもアップさせる

TOEICのリーディングセクションイメージ

 リーディングセクションは「Part5・Part6セクションにて英語の文法力や単語力」を「Part7セクションにて英文読解力」を主に問う問題が続く事になります。

 特にリーディングセクションはリスニングセクションとは違い「攻略していく事は難しいセクション」と言う事になるのですが、リーディングセクションにも幾つかの攻略法とまで言えるかは分かりませんが、事前に知っておくと“高得点へと繋がるポイント”と言うものが有ります。

 そこで、リスニングセクションに続いては、リーディングセクションでの「TOEICスコアを10分で100点アップさせる攻略法」について紹介していきたいと思います。

リスニングセクションとリーディングセクションの違い

 リスニングセクションでは、どちらかと言うと回答時間(問題と問題の合間の時間)を上手く使う事によって、問題放送前に“できるだけ多くの情報を仕入れておく事”を主な攻略法として紹介しましたが、リーディングセクションの場合、リスニングセクションとは違い問題に掛ける時間は「全て個人個人の判断」に任されています。

 そのため、「問題に掛ける時間配分」がTOEICリーディングセクションの大きなカギになります。

 そこで、TOEICのリーディングテスト時間と問題数について考えてみると、TOEICの“リーディングテスト時間は75分”そして“問題数は100問”となっています。

 これはつまり、“1問当たり掛ける事ができる時間(考える事のできる時間)”と言うのは“平均45秒”となり、この時間には回答の記入時間も含まれています。

 このようにTOEICのリーディングセクションでは、リスニングセクションとは違い、“かなりシビアな時間設定が設けられている”と言う事を念頭においておく事から攻略が始まります。

リーディングセクションにおけるTOEIC攻略1 - Part5・Part6

 TOEICのリーディングセクションを攻略していく上で、平均45秒と言う短い回答時間なため、“時間配分が大切”だと言う事については御理解頂けたと思うのですが、そのカギとなるのがPart5・Part6です。

 TOEICの問題と言うのは、Partによって問題の種類が変わっていくのですが、実は、Part毎に問題を熟せば熟すほど難しい英単語やフレーズが出てくるようになり、難易度が上がっていくように作成されていますが、実は、Partが変わると“難易度はリセット”されるようになっています。

 例えば、Part5では短文穴埋め問題が40問用意されているのですが、Part5の40問目とPart6の1問目を比較すると、その難易度はPart5の40問目の方がかなり難しくなっています。

 そのため、リーディング問題が苦手な方でも、比較的に容易な「Part5・Part6・Part7の1問目~10問目まで」をしっかりと解いておくことで、いくらか加点が得られる事になります。

 これはつまり、Part5・Part6に余り時間を掛けてしまうと、Part7を解く時間が無くなってしまう事になり、Part7では再び問題の難易度がリセットされているので、Part7でのおいしい(容易な)問題を解く時間が無くなってしまう事を意味しています。

 そこで、Part5・Part6の問題と言うのは、1問に付き20~30秒ペースを意識して、「悩むくらいなら捨てる」くらいの気持ちで挑んで頂ければと思います。

リーディングセクションにおけるTOEIC攻略2 - Part7

 リーディングのPart7では、先に紹介しているように“読解問題”となるのですが、TOEICテストの場合、読解問題は長文読解では無く“広告や請求書と言った書類を読み説く問題”となっています。

 そのため、通常の読解問題よりも、「ヒントや回答を直ぐに発見できる(発見しやすい)」と言う特徴があるため、このPart7はリーディングセクションの中でも“点数の稼ぎ所”と言えます。

 そこで、「Part5・Part6で如何に時間を節約してPart7へと繋げていくか?」が重要なポイントとなってくるのですが、“Part7では時間を掛ければ解ける問題が多い”ため、焦らずにじっくりと問題を説いていく事が攻略法になります。

 また、1つの英文に対して、複数の設問が用意されているのですが、余り知られていないTOEIC攻略法として、問題と答えが記載された場所と言うのが、多くの場合“上から順番に対応している”ため、「最初の問題は文中の始め辺り」「2番目は文中」「3番目は文章の後半」を探す事で回答が見つけやすくなります。

TOEICは本当の英語力では無い

 ここで紹介したテクニックを駆使して頂ける事で、恐らく多くの方が100点アップ(実際の実力以上)の得点を取る事が可能になるかと思いますが、オンライン英会話ガイドでは、“やはり”しっかりとした英語力を付ける事をおすすめしたいと思います。

 TOEIC対策のレッスンはオンライン英会話でも行われており、費用も月額4,000~7,000円程度と今なら格安なっているので、是非TOEICのテストに落ち着いたならば英語学習に活用して頂ければと思います。

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